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【2928】RAIZAP 検証③

2020年10月01日
前回の2010年度の上昇分析の後しばらくは落ち着いており2013年アベノミクス開始で上昇するも後半下げたりで
横横が続いてました。

2015RAIZAP.jpg

時価総額:30859000株*460円=141億(PER予:12.3) → 123536000株*750円=926億(PER予:30.5、PER実:56.5)

次に動いたのが2014/5の2015年度から(株価460円→4016円)で下記が1Q事の決算内容です

RAIZAP2014.jpg

RAIZAP4.jpg

2012:1Q 営業利益率-6.9%
2012:2Q 営業利益率9.2%
2012:3Q 営業利益率7.2%
2012:4Q 営業利益率18.2%
2013:1Q 営業利益率-11.6%
2013:2Q 営業利益率-0.7%
2013:3Q 営業利益率10%
2013:4Q 営業利益率19.4%
2014:1Q 営業利益率-12.9%
2014:2Q 営業利益率-1.7%
2014:3Q 営業利益率14.3%
2014:4Q 営業利益率10.6%
2015:1Q 営業利益率-5.4%
2015:2Q 営業利益率5.4%
2015:3Q 営業利益率13.3%
2015:4Q 営業利益率6.6%

2014年本決算を見る限り売上が伸びている物の特にサプライズ感はありません、株価も余り反応していないのですが
その11日後に未定だった業績予想がサプライズ&3億程の自社株買い&連結配当性向2倍の方針と次々に発表し
暴騰しました。
先に結論から記載すると2006年の自社株買い同様1株も買ってません、配当は方針に従ってます。
元々予想は強気が多いですが実業績は下記になります。

2014 第4四半期 23910 1127 1303 2698
2015 第4四半期 39101 2108 1946 1636
2015 業績予想 37062 2018 1931 1153

2014 1Q売上予想 7749 2014 1Q売上 4603
2014 2Q売上予想 9772 2014 2Q売上 4554
2014 3Q売上予想 9824 2014 3Q売上 6291
2014 4Q売上予想 9715 2014 4Q売上 8462

その後、1Q決算では利益-414→49に上昇、2Q決算でも悪くなく、3Qで予想純利益を超えて
期待のまま本決算となります。
利益は順調でしたが経常は2Qまで赤字の為、やはりEPSの成長が良かったのかもしれません、
営業利益率は1Q事で-5%,5%,13%,7%となっています。

次に経常がマイナスなのに純利益が黒字に伸びたりと、純利益が伸びた理由について考えます。

まず、長年子会社だった食品部門の株式会社弘乳舎を2014年度中間で売却計上しており、
純利益が急激に増えています、この時は大幅な水準訂正は発生していません、一時的な利益と見なしたのかもしれません。

2013/12/4 ゲオディノスをTOB
2014/03/18 イデアインターナショナルをTOB(子会社がTOB)
2014/04/11 株式会社DropWaveを子会社化(ゲオディノス共同)

とした後で5/23の発表で暴騰しましたが、根本的な理由として挙げられるのが
本業の売上増加からの収益改善予想で、他には赤字子会社のコスト削減による建て直し予想です。
中間予想は全て赤字でしたが経常以外は黒字と予想を上回る内容を発表して上昇を続けました。

最終的には広告費増大でテレビでも有名になっていくが、それ以上に本業のRAIZAPが急成長し
広告費もこなしていき、営業CFも20億プラス(負債も前年1.5倍だけど)
来年予想も営業・経常・純利益で2倍程と内容は文句ないように見えます。
ところが決算後は株価は伸びましたが、6月に入ると低迷・横横が来年まで続いています。

2014年実PER:5.3(子会社売却) 2015予想PER:12.3に対して2015年実PER:56、2016年予想PER:30と
割高になってしまったのが要因との考えに至ってます。

2015年度に関しては本業のRAIZAPが広告などを上手く利用して破竹の勢いで成長し始めて、
期待で買われ株価は更に織り込みに行って、2016年予想の事実が出たところで止まったと言う
良く言われる流れになりました。

最大のポイントは購入出来るかと言うと成長企業でPER12.3なら購入出来るかも、
売上の伸びが通期で1.5倍以上なので広告ガンガン売って利益はまた後でっと言うのも納得は出来る。
※2014年度広告費:48億 → 2015年度広告費:70億 抑制してたら1株利益20円位は上がるかも

決算数字上は保有できそうだが、テクニカル面で12月辺りの決算後デッドクロスで手仕舞しそう、
安値更新してないから、耐えられるかどうか・・

次回は恐らく一番有名な2018年度の上昇分析を行いRAIZAPグループ分析は終わりになります。
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