10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

【7826】 フルヤ金属 2022期

2021年11月07日
※銘柄を勧めてる訳ではなく、個人的な銘柄勉強の為に記載してます。投資は自己責任です

フルヤグラフ4

フルヤグラフ5


※空売り機関
----------------------------------------
・株主/子会社


---------------------------------------
・グラフ/会社資料

●上方修正
一部貴金属価格が想定を上回り推移したこと、ケミカルセグメントの有機EL向け化合物及び
電極向け貴金属化合物の受注が引き続き好調なことに加え貴金属リサイクル受注が好調に推移している

決算短信
昨年設備投資を実施し生産能力引上げを行った精製・回収(リサイクル)や化学プラント向け触媒、
HD向けルテニウムターゲットの増産効果の寄与に加え、有機EL向け化合物及び電極向け貴金属化合物の
受注も引続き好調であり、需要旺盛な市況を背景として各セグメントが夫々堅調に推移致しました。
一部貴金属価格が想定を上回り推移し、それに伴う前倒し需要が見られ、売上高、利益に影響しました

・電子
スマートフォンの需要拡大によるSAWフィルター向け、並びに医療関連で使用されるシンチレーター向け単
結晶育成用イリジウムルツボの受注が堅調に推移していることに加え、一部貴金属価格の想定を上回る上昇と
先々の需給逼迫懸念から前倒し手当の動き

・薄膜
製造工程の変更に伴うタッチパネル配線向け銀合金ターゲットの受注が減少したものの、5G通信や在宅勤務
の増加によるデータセンター向け投資拡大を背景として、HD向けルテニウムターゲットの受注が堅調に推移

・センサー
半導体市場の活況を受け、半導体製造装置メーカー、海外半導体メーカーからの受注が引続き好調であり、セ
ンサー生産量の大幅な伸びに加え、高付加価値製品の割合増加が寄与

・ケミカル
昨年実施した設備投資の設備稼働に伴い、精製・回収(リサイクル)の受注が好調に推移し、化学プラント向
け触媒の受注も回復しました。有機EL向け化合物、電極向け貴金属化合物の受注が引続き好調に推移している
ことに加え、一部貴金属価格の想定を上回る上昇と先々の需給逼迫懸念から貴金属原材料の前倒し手当の動きも
見られた。

・その他
当社製品の受注に紐付かない貴金属原材料の大口受注

当連結会計年度における海外売上高は20,988百万円(総売上高に占める割合は62.0%)となりました。
アジア向け輸出売上高12,149百万円(海外売上高に占める割合は57.9%)
欧州向け輸出売上高5,086百万円(海外売上高に占める割合は24.2%)
北米向け輸出売上高3,746百万円(海外売上高に占める割合は17.9%)

次期の見通しにつきましては、新型コロナウィルス感染症の再拡大が懸念されるものの、情報通信市場、半導体
市場、エレクトロニクス市場の好調は継続されるものと見られ、夫々のセグメントにおいて堅調な受注が予想され
ます。SAWフィルターや医療用の単結晶育成用ルツボの改鋳、HD向けルテニウムターゲット、半導体製造装置
用センサーの受注が引続き底堅く、これに有機EL向け化合物、電極向け貴金属化合物、精製・回収(リサイクル)
の拡大が見込まれます。
業績見通しには、前期からの一部金属価格の上昇による影響を織り込んでおります。

フルヤ金属資料1

フルヤ金属資料2

フルヤ金属資料3

フルヤ金属資料4

---------------------------------------
・感想

まず、売上・営業・利益と2Q連続上がっているが時価総額が上がっていない、なぜ?
となると、割安にはなる。
もしかしたら一時的なのかも、利益トップが薄膜で前Qに爆増、
利益率が一番高くなり全体の営業利益率の嵩上げになってる
他にセンサー・ケミカルも売上増、利益は直近横になったか、調査が必要
最後に電子だが売上変わらないが利益が増、費用削減とか何かかな~

・薄膜
5G通信や在宅勤務のデータセンター向け投資拡大影響でHD向けルテニウムターゲットが堅調
データセンターって今後もめっちゃ伸びる部分なので安心。

HP記載、使用したルテニウム製品の回収⇒精製⇒原料化のサイクルを確立しております。
電子産業、触媒化合物に使用されるルテニウムは高純度が求められており、
高純度ルテニウム(99.999%)へ精製できる技術をもっているのは当社だけです。って本当?

また、半導体用ターゲット材はプレ量産開始!
今期もデータセンター投資増加傾向との事
今後はハイスペック合金ターゲット投入で高付加価値の増加、半導体・EUV向けへの市場投入
さらに次世代半導体向けターゲットへの量産体制の構築完了、って今回から?

薄膜だけでも盛りだくさんになってます!懸念はHDD市場がどうなの?ってところ。
ただ、次世代向けMRAM・EUV・DRAMへと対応していくみたいだが。

・電子
次に電子、イリジウムや貴金属価格で業績が変わるので注視
結晶育成用イリジウムルツボが堅調、貴金属価格上昇が良い面だが
売上は直近減ってる。
シンチレーター向け結晶・スマホのSAWフィルター向け共に堅調
2Q時に売上増なのでその反動も少しはあるのかも。
今後は中国市場の開拓も実施、次世代パワー半導体へ対応、高温高ガラス溶解装置の開発
イリジウムの価格は下がり傾向。
利益が増えた影響は貴金属価格の上昇が原因ポイけどまだ分からないなぁ

・ケミカル
昨年設備投資を実施、OLED・触媒・リサイクル・回収共に堅調との事
売上が直近急増している、設備投資のおかげか
設備投資でリサイクル品目の拡大、技術能力増強、新触媒製品(FT-eco)の海外開拓
有機EL燐光向け原材料で世界トップシェアらしい。
新触媒量産へ化学メーカと強化とこちらも設備投資後に本格稼働中との事

FT-eco触媒はフルヤの動画を見ると分かるが、冷蔵庫内の食品の劣化を遅らせる働きがある

貴金属原材料の前倒し手当の動きとの記載があるので次は少し減る可能性も

・センサー
センサーも直近売上増、半導体向け温度センサーが堅調、
高付加価値製品の割合増加しているらしい。
利益率改善とあるがまだグラフ上は何とも言えない、来期にはっきりしそう。
半導体向けなので今後も成長性は堅い。

気になったのが今後当社製品の投入とあり、熱効率・温度管理関係製品を投入との記載
サーマル事業へとあるので温度センサーから温度管理に向けて進むって事っぽい。

他、3Qの急上昇は(その他セグメント)の売上もあって、
一時的だったが、4Qは本業
4/15に上方修正で上がって、一時的と分かり
売られたとの推測。

・まとめ

全てのセグメントで成長しているって凄い!
しかも割安すぎ、少し内容が見えにくいのと製造が地味に見えるのかも
でも、半導体向け・5G・次世代パワー半導体・データセンターHD・有機EL・EUV
と、成長分野向けがずらりとあり長期で見ても堅そう。

イリジウム価格は落ち着いてきたが、いまだ高値。
余談でグローバルニッチトップ100認定

イリジウムの高純度精製技術とリサイクル精製による安定した供給体制により世界シェア90%を獲得
南アPGM大手のアングロ・プラチナムとの合弁会社を設立

設備投資に関しては近年毎年予想では計画しているが
実際は予定金額まで届く事は少ない。
しかし2021年度に関しては19.2億ほどの設備投資を行っている。

※棚卸資産:4Q144億,2Q:36億、前4Q:2億

直近4Qで販売管理費率が高いのは前3Qでその他売上特需があったのと季節的な費用

電子:500、薄膜:1400、センサー:270、ケミカル:2500

・確認

ケミカルセグメントが今年から売上・利益共に急成長しているが
貴金属価格の上昇が原因なのか、昨年の設備投資によるものかどちらの影響が大きいか?

薄膜(はくまく)セグメントで半導体用ターゲット材(次世代?)プレ量産開始とあるが
量産量は調整している?また、本格稼働時期は何時頃になりそうか?

海外向けが急成長していて、売上の成長面から見ても今後は海外市場開拓へより力を入れて行くとの認識をしていますが
主にアジアおそらく中国向けが伸びているとの認識でいいですか?

→海外向けが伸びているのは、各企業がアジアに工場を保有しているのでマレーシアなど全体として
上昇、コロナで東南アジア工場の稼働停止などの影響を受けているか聞いたが、特に受注に問題は無いとの事

→ケミカル部門の急成長に関しては、受注の伸びもあり、他部門も含めてイリジウム・ルテニウム価格の上昇の
2つが主な要因とのこと、設備投資を実施していて、ここにきてようやく結びついて来たとの事でした。

→イリジウムなど貴金属の取引価格はお客と相談の上、その都度決めている見たいです。
 なので高騰したからと言って一概に直ぐに上がるとは言えなそうです。

肝心のイリジウムの今後の供給量・需要

イリジウム需要

へレウス社の予想では1kg= 75874€ ~ 189689€

田中金属イリジウム ルテニウム価格平均
9月:16,948 2,327
8月:18,220 2,540
7月:19,318 2,482
6月:21,286 2,650
5月:23,083 2,424
4月:24,167 1,561
3月:21,385 1,433
2月:15,769 1,207
1月:12,492 982

7~9月はイリジウム1~3月より1割良い、ルテニウム4-6月価格くらいか為替は9月末までなら前Qと同じ位

電子営業220、センサー:300、薄膜:1500、ケミカル:2400、その他:150=4570

前4Q全社費:5711-4406=1305、3Q:4903-4133=770、予想:4570-770=3800

--------------2Q結果-------------------
予想電子営業220、センサー:300、薄膜:1500、ケミカル:2400、その他:150=4570
業績電子営業344、センサー:427、薄膜:1586、ケミカル:2759、その他:341=5458
全社費:5458-4740=718

[電子]
スマートフォンなどのSAWデバイス(必要な周波数信号を取り出すデバイス)や
医療用シンチレーター(放射線に当たると、蛍光を発生する物質)に使用される
単結晶育成装置向けイリジウムルツボの受注、並びにガラス溶解装置向けプラチナ製品の
受注が堅調に推移したことから、売上高1,223百万円(前年同四半期比7.9%増)、
売上総利益344百万円(前年同四半期比28.8%増)となりました。

[薄膜]
銀合金ターゲットの受注が低調に推移したものの、
クラウドサービスの需要拡大に伴い、データセンター用に使用されるHD向け
ルテニウムターゲットの受注が堅調
に推移し、
売上高2,995百万円(前年同四半期比64.4%増)、
売上総利益1,586百万円(前年同四半期比140.7%増)となりました。

[サーマル]
半導体業界の活況を受け、半導体製造装置メーカーや海外半導体メーカーからの
受注が好調に推移しました。
旺盛な需要に対応するため増産体制を整えると共に、
高付加価値品の取込みを増やした
ことで、
売上高1,334百万円(前年同四半期比87.9%増)、
売上総利益427百万円(前年同四半期比44.1%増)となりました。

[ケミカル]
昨年実施した設備投資により精製・回収(リサイクル)や
化学プラント向け触媒の受注が好調
に推移しました。
有機EL向け化合物、電極向け貴金属化合物も好調に推移したことから、
売上高5,754百万円(前年同四半期比377.9%増)、
売上総利益2,759百万円(前年同四半期比714.3%増)となりました。

[その他]
当社製品の受注に紐付かない貴金属原材料の受注があったことにより、
売上高538百万円(前年同期は売上高22百万円)、
売上総利益341百万円(前年同期は売上総利益9百万円)となりました。

電子・薄膜・サーマル・ケミカル
日本 1,012 658 848 2,200 4,721 132 4,853
アジア(日本以外) 25 2,046 402 35 2,509 317 2,827
欧州 1 162 29 2,716 2,910 88 2,998
北米 183 128 53 802 1,167 - 1,167

・感想

正直予想は上回った、営業40億前後だと想定していたので。
と言うのも筆頭株主の田中金属が出しているイリジウム価格が下がっていた為
電子系はしょうがないとして、薄膜はルテニウムターゲットが堅調で
ルテニウム価格も田中金属では上がっています
更にセンサーが急増!高付加価値の取り組ってあったが前期説明にあった
自社製品が伸びていると思われる、IRに問い合わせればより正確に分かりそう。

主力のケミカルは設備投資によるリサイクル増はそろそろ織り込むかも
プラント向け触媒・有機EL・電極向けがどこまで伸びるだろうか
成長は今後もしそうだがイリジウム価格でも大きめに左右されそう。
また、海外売上が6割弱となっているため工場は国内なので輸出で為替の影響も出そうです
銘柄分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
 | HOME |